フロス、歯間ブラシを使っていますか?

フロスとか歯間ブラシを使っている人、最近多くなってきた気がしませんか?
フロスは歯科補助用具と言って歯と歯の間の汚れを取る細い糸のことを指します。
習慣があるないに関わらず、フロスをやる事はどうしても一手間かかり、面倒だ!と思う方も多いと思います
しかし私達、歯科医療従事者はほぼみんなやっております。
なぜならフロスは通常の歯ブラシでは落ちない歯と歯の間の汚れを落とし、虫歯予防や歯周病予防様々なものに効果があることがわかっているからです。
今回はフロス、歯間ブラシについて効果、種類使い方などをお伝えしたいと思います。
フロスを使う習慣をつけることは、間違いなくご自身の財産になる加藤う思います、ぜひお試し下さい。

目次

フロス(糸ようじ)歯間ブラシとは?

歯と歯の間のおそうじ用具です。
隙間の小さい歯間部清掃には、デンタルフロスが有効です。また、大きな隙間のある歯間部清掃には歯間ブラシが便利です。

フロス(糸ようじ)の効果

歯ブラシによる清掃は、歯の表裏や噛み合う場所には有効ですが、歯と歯の間の清掃には十分ではありません。
臨床経験からしても虫歯は歯と歯の間からできることが多く、また歯間の歯肉は柔らかく(コルと言います)炎症が起きやすいために歯周病になりやすいのが特徴です。
ブラッシングによる清掃だと50%ほどのプラークしか取れないにもかかわらずフロス歯間ブラシを併用すると80%位のプラークが取れるとされております。

フロス(糸ようじ)歯間ブラシ種類

フロスには自分でカットするタイプと、ディスポにてフロスが元々ついているタイプがあります。
歯間ブラシにはSSSS、SSS、SS、S、M、L、LLなど様々なる大きさが用意されております。大きな歯間には大きなサイズの歯間ブラシを、小さな歯間には小さな歯間ブラシを使い、ブラシがはいらなければフロスの方が望ましいです。

フロス(糸ようじ)歯間ブラシの使い方

フロス糸ようじはのこぎりのように前後に動かしながら、歯と歯の間に入れていき、また反復してノコギリのように動かしながら出します。
歯間ブラシは歯茎に刺さらないように、数回往復します。
頻度は毎日でお休み前の歯磨きの後がよいとされています。

フロス(糸ようじ)歯間ブラシ使用率関連文献

「デンタルフロスや歯間ブラシを用いた歯と歯の間の清掃を行っている者」は全体で39.2%、男女別に見ると、ほぼすべての年代で女性が高く、40~70代の女性は5割以上がデンタルフロスや歯間ブラシを用いて歯と歯の間の清掃を行っていることを示しています。
厚生労働省 平成28年歯科疾患実態調査 生活習慣病予防のための健康情報サイト参照

臨床実感としても、歯間ブラシフロス使ってる人のプラーク付着率は低く、虫歯や歯周病の割合が少ない気がします。ぜひ日々の習慣に歯間ブラシやフロスを取り入れて健康なお口を目指しましょう。