入れ歯治療

Denture

保険の入れ歯について

保険の入れ歯には、主に歯科用樹脂を使用しております。バネや補強する場所には金属を用いますが、ピンク色に見える部位は主に樹脂となります。樹脂のデメリットは強度を確保するために厚みをつけなくてはいけないところです。
入れ歯に厚みがあると違和感が出るだけでなく、発音に影響が出るとされております。樹脂のメリットは保険適応で比較的安価に作成できることです。（型取り代金など含めても1万円以内となることが多いです。）

入れ歯作成はドクター経験値にたよる事が最も多い、治療の一つです。
昨今は入れ歯の症例が少なくなり、特に大都市部では若いドクターの経験が浅くなる傾向があるみたいです。入れ歯が合わないために歯医者さんを回り、当院に受診された方も多数おられますが、顎の骨の状態、口腔内の状態によってはどうしてもご希望に添えないことがあります。
入れ歯が安定するしない、合う合わないは材料を交換することで安定するもわけではありません。（インプラントや、磁性アタッチメント、金属床は別です）まずはいちど拝見して、出来る限りの処置をさせていただきます。また、初めて入れ歯を入れるケースはとても患者さんがの負担が大きくなります。

例えばブリッジが破損して、大きな入れ歯を入れざるをえなくなったケースなどがあります。その場合、ドクターサイド患者さんサイド、相互のコミュニケーションをしっかりとり、入れ歯に慣れていく時間を構築していく必要があるかと思います。
また、より高度なものをお求めになる場合は、大学病院や入れ歯専門医等の引き出しがございますので、そちらをご紹介させていただくこともあります。

入れ歯難易度が高いケース
①下の総入れ歯
②顎の骨が少ないケース
③大きなブリッジがなくなり、初めて入れ歯を入れるケース
④古い入れ歯がなく、一から作り直すケース
⑤下顎の位置が安定しないケース
⑥発音が重要なお仕事につかれていて、上顎に大きな入れ歯が入るケース
⑦訪問診療にてのケース
以上思いつくままに列記しましたが、お気軽にご相談ください。

入れ歯

金属床義歯

精密に作られるため、適合が良く、ピッタリとおさまり装着感が良い入れ歯です。軽くて舌触りもよく違和感が少ないのが特徴です。超硬質の材料をふんだんに使用することで丈夫さや薄さを限りなく追求し、自然に近い装着感や快適感が得られます。もし他の歯が抜けても増歯の修理が可能です。
発音への影響も少なく、そして丈夫な入れ歯とされております。

デメリット：

・お口の形は次第に変わってくるため、2～3年ごとに調整が必要。
・破損した場合の修理がやや難しい。
・素材に金属を使用するため、金属アレルギーをお持ちの方は注意が必要。

コバルト金属床275000円（税別価格250,000円）~
チタン金属床440,000円（税別価格400,000円）
PGA床660,000円(税別価格660,000円)

ノンクラスプデンチャー

金属製のバネの代わりに、プラスチック製の義歯床で義歯を支える入れ歯です。
口を開けてもバネが見えないので、審美性に大変優れています。破折に強い素材で、さらに半透明なので歯茎の色調と同化するのが従来の部分入れ歯と全く違うところです。
奥歯がない方でも使用できますし、片側・両側どちらも可能です。非常に小さく、かつ精密に作られるため、違和感が少なく、また、支台となる歯に優しいです。ただし、修理が難しいので問題があった場合は作り直しになるという欠点があります。

デメリット：