歯が移植できることをご存知ですか❓

失ってしまった歯を、もう一度自分の歯で噛めるようになるとステキですよね☺️✨

一般的に歯を作るには、ブリッジやインプラント、入れ歯などが思い浮かぶかもしれません。今回は歯の移植についてまとめていきたいと思います💡

①移植とは?

②移植した歯をどのように使うの?

③どのくらいもつの?

④どのようなケースが適応になるの?

⑤保険適応なの?

⑥移植のメリットは?

⑦他の治療と比較してどうなの?

⑧まとめ

①移植とは❓

同一口腔内において歯をある場所から他の場所へ移植する処置。通常、保存不可能な大臼歯を抜歯し、機能に参加していない歯(多くは智歯)を移植する。

(クインテッセンス出版株式会社

Quint Dental Gate参照)

自らの体の組織、もしくは他の人の体の組織を取り組織を置き換えることとあります。歯科においては歯の移植や歯ぐきの移植、皮膚の移植、骨の移植などがあります💡

②移植した歯をどのように使うの😳❓

主に親知らずを用いて、失った奥歯に適合するように形を変えて植えていきます。そして定着後、根の治療を行い被せ物をして噛めるように致します。

③どれくらい持つの🤔❓

移植の定着成功率が高いのは非喫煙者であること、また年齢によっても差があるとされております。

どのくらい移植した歯が残ったかを示すサバイバルデータを見ると10年の成功率が約7割となります😲❕1)

④どのようなケースが適応になるの💦❓

全身疾患のない、親知らずが虫歯に汚染されていない、単純な形をしている、最近自分の歯を失い抜歯したばかりである等があります。条件はお口の中の状態によって異なりますので、詳しくは診査診断を受けることになります。

⑤保険適用となるの😥❓

日本では親知らずの移植が保険適用となっております。また難易度の高い移植や骨を増やす手術が含まれる場合は、かぶせものも含め自費になるケースがあります。

⑥移植のメリットは🦷❓

自分の親知らずを生かし、歯が作れる事です。

なおかつ保険が効く場合が多く、実質負担は約1万円以内で施術が可能です。ご自身の口の中での移植を自家移植と言い感染やアレルギーの危険性は少ないとされております✨

⑦他の治療と比較してどうなの👀❓

インプラントと比較すると残念ながらインプラントの方が口の中の残存率が高いとされております💦

それは必ずしも移植される親知らずの状態が全て良いとは限らないからです。

すべての人が適応ということではなく、ブリッジ、インプラントとの比較を説明させて頂いております。インプラントと比較すると単体での予後はインプラントの方が良いとされております。ブリッジと比較すると不用意に健康な歯を削らなくて済むメリットがあります。

⑧まとめ

条件が整えば、歯牙移植は良い選択肢となります😌🌟移植が可能かどうかは当院でお気軽にご相談ください🌻

参考文献 

1)スタディグループ救歯会

自家歯牙移植のサバイバルレート:歯界展望,vol.119 No.4 2012-4,609-633)